受託開発をするための働き方はエンジニアにとって一つではありません。受託開発を主な業務とする会社に勤めることもできますが、フリーランスで受託をして稼いでいく道も選べるからです。その選び方によっていつまで働けるかにも差異があります。
会社に勤める場合には形式上は定年が60歳程度となっているのが一般的です。実際に開発に携わっていけるかは会社の方針と本人の能力次第であり、要求されたシステムの開発が予定通りに行えている限りは開発に携われることが多いでしょう。他のエンジニアと比較して能力の低下が見られるようになると直接開発に携われなくなる場合があるので努力を続ける必要はあります。
一方、フリーランスの場合には定年は存在しません。仕事を依頼してもらえる限りは晩年まで続けることができるため、成果を上げ続けていれば仕事を手に入れられていつまでも稼ぐことができるでしょう。営業活動を行いつつ、開発で成果を上げていけるように心身の良好な状態を保つとともに、トレンドに合わせて勉強もしていく必要があります。体力や気力の問題で40代程度でフリーランスを続けるのを諦めてしまう人もいますが、その後も仕事の量を調節しながらうまくフリーランスを続けているエンジニアもいます。
受託開発は仕事を手に入れられるかどうかが勝負になる部分が強いため、魅力的な能力があると訴え続けられるようにすると定年を延ばしていくことができるでしょう。